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天23章 南予勢力図 [山河の小窓]

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伊予国では湯築城の守護河野氏を初め、東予に石川氏、西予に宇都宮氏、南予に西園寺氏が割拠した。
その中でも、西園寺氏は公家大名として、朝廷より官位を与えられるほどの名門であった。
勢力範囲は宇和郡のうち、南宇和を除く地域を支配したが、その力は守護の河野氏を凌ぐほどのものであったと考えられる。
後に入封する藤堂高虎は7万石を有し、江戸時代に入封した伊達秀宗は宇和郡全域の10万石を誇った。
西園寺氏もおおよそ7万石を有したと思われ、その肥沃さは土佐一条氏の幡多、高岡二郡に匹敵する。

山がちでありながら、これほどの石高を産み出せたのは、偏に肱川、四万十川の支流広見川といった大河が複雑に交差し、宇和盆地、野村台地、魚成地区、三間盆地などの穀倉地帯を形成したことにあるかもしれない。
水に恵まれたこの辺りは今日でも愛媛県最大の農業地帯であり、複雑な海岸線による豊かな海産資源、また、緩やかで奥行きのある丘陵地帯では酪農、林業が盛んである。
古来より愛媛経済を下支えしてきた底力を感じさせる地域である。




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